海風と歴史のまち”大磯”ふらっと散歩におすすめコースをご紹介!

2022.01.12
    海風と歴史のまち”大磯”ふらっと散歩におすすめコースをご紹介!
    神奈川県の中南部に位置する大磯は、日本で最初の海水浴場が開かれた場所として有名です。
    そのため昔から政界人や著名人の別荘地として栄えてきました。
    数多くの史跡が今も趣きそのままに残る一方で、海岸エリアには人々の賑わいをうむ新しい観光施設がOPENしたりと
    新旧の良さが入り混じりながらのんびりとした心地よい空気が流れている不思議なエリアです。
    今回は、大磯駅から海沿い〜史跡をゆっくりと散歩しながら楽しむ旅をご紹介します。

    JR東海道線で東京から1時間、横浜から37分の大磯駅から出発します!

    JR東海道線で東京から1時間、横浜から37分の大磯駅から出発します!

    大磯町観光案内所

    大磯町観光案内所
    駅前をキョロキョロしていると、すぐそこに観光案内所が! さっそく情報収集しに行くことに。

    大磯町観光案内所

    大磯町観光案内所
    駅前をキョロキョロしていると、すぐそこに観光案内所が! さっそく情報収集しに行くことに。

    「こんにちは〜」と中に入ると優しげな雰囲気の女性が迎え入れてくださいました。すぐ目の前にある素敵な洋館はなんですか?と聞くと「国登録有形文化財に指定された旧木下家別邸(大磯迎賓舘)です。現存する日本最古のツーバイフォー住宅と言われているんですよ」と教えてくださいました。

    「こんにちは〜」と中に入ると優しげな雰囲気の女性が迎え入れてくださいました。すぐ目の前にある素敵な洋館はなんですか?と聞くと「国登録有形文化財に指定された旧木下家別邸(大磯迎賓舘)です。現存する日本最古のツーバイフォー住宅と言われているんですよ」と教えてくださいました。

    旧木下家別邸(大磯迎賓舘)

    旧木下家別邸(大磯迎賓舘)
    大磯迎賓館は、現在はガーデン挙式や上質なイタリアンを提供するレストラン、ワークショップや展示会ができる多目的カルチャーセンター、大磯町の歴史やゆかりの人物に関する資料室など地元の方をはじめ、たくさんの方に愛されている場所だそうです。 先ほどの観光案内所で頂いた散策MAPや資料を参考に、まずは海沿いのOISO CONNECTを目指します。

    旧木下家別邸(大磯迎賓舘)

    旧木下家別邸(大磯迎賓舘)
    大磯迎賓館は、現在はガーデン挙式や上質なイタリアンを提供するレストラン、ワークショップや展示会ができる多目的カルチャーセンター、大磯町の歴史やゆかりの人物に関する資料室など地元の方をはじめ、たくさんの方に愛されている場所だそうです。 先ほどの観光案内所で頂いた散策MAPや資料を参考に、まずは海沿いのOISO CONNECTを目指します。

    OISO CONNECT

    OISO CONNECT
    大磯駅前から海岸方面へとゆっくり歩いて10分ほど。 OISO CONNECTに到着。

    OISO CONNECT

    OISO CONNECT
    大磯駅前から海岸方面へとゆっくり歩いて10分ほど。 OISO CONNECTに到着。

    建物の1階には、名物の湘南しらす販売所が!! 今回はこれを買いに来たと言っても過言ではありません!笑。

    建物の1階には、名物の湘南しらす販売所が!! 今回はこれを買いに来たと言っても過言ではありません!笑。

    とれたての釜揚げしらすをいただきます>< ご自宅まで持ち帰るのも安心な保冷パックの用意もありますよ。

    とれたての釜揚げしらすをいただきます>< ご自宅まで持ち帰るのも安心な保冷パックの用意もありますよ。

    OISO CONNECTの中に入ってみましょう! 1階のショップエリアでは、地産の朝採り野菜や、農産物品などや町内で生産される加工品・特産品などを豊富に取りそろえています。

    OISO CONNECTの中に入ってみましょう! 1階のショップエリアでは、地産の朝採り野菜や、農産物品などや町内で生産される加工品・特産品などを豊富に取りそろえています。

    奥には、大磯港で当日水揚げされた「活きのいい魚」や「鮮魚」等の販売もあります!この日は、マゴサバやホウボウなどお得なお魚がいっぱい。

    奥には、大磯港で当日水揚げされた「活きのいい魚」や「鮮魚」等の販売もあります!この日は、マゴサバやホウボウなどお得なお魚がいっぱい。

    このカゴの中のお魚は”ホウボウ”。カサゴに似た面白い姿ですが、刺身や煮付け・唐揚げなどで食べるととっても美味しいそう。

    このカゴの中のお魚は”ホウボウ”。カサゴに似た面白い姿ですが、刺身や煮付け・唐揚げなどで食べるととっても美味しいそう。

    とれたての鮮魚を販売していると、どうしても売れ残ってしまうこともあるそうです。そんな時は新鮮なうちに加工してこちらのスナックコーナーでハンバーガーとして販売し、フードロスをなくすような取り組みにしていると支配人の川島さんから伺いました。素晴らしい取り組みですね。

    とれたての鮮魚を販売していると、どうしても売れ残ってしまうこともあるそうです。そんな時は新鮮なうちに加工してこちらのスナックコーナーでハンバーガーとして販売し、フードロスをなくすような取り組みにしていると支配人の川島さんから伺いました。素晴らしい取り組みですね。

    わ〜〜〜!白身魚をフライにして自家製タルタルソースをのせた大磯フィッシュバーガー、美味しそう! 釣りに訪れた方などにも片手でパッと食べれてオススメですね^^

    わ〜〜〜!白身魚をフライにして自家製タルタルソースをのせた大磯フィッシュバーガー、美味しそう! 釣りに訪れた方などにも片手でパッと食べれてオススメですね^^

    ちょうど時間はお昼前に。今日のランチは、OISOCONNECTのすぐ先にある”めしや大磯港”に決定! メニュー表には目移りするお料理ばかり(お腹ペコペコ

    ちょうど時間はお昼前に。今日のランチは、OISOCONNECTのすぐ先にある”めしや大磯港”に決定! メニュー表には目移りするお料理ばかり(お腹ペコペコ

    めしや 大磯港

    めしや 大磯港
    「めしや 大磯港」は大磯漁協直営なので、大磯沖でとれた魚を新鮮なうちに調理しています。悪天候でしけの時は閉店だとか。 この日は平日でしたが開店11時前から行列ができていました!数量限定のメニューが多いので、早めに並ぶことをお勧めします。

    めしや 大磯港

    めしや 大磯港
    「めしや 大磯港」は大磯漁協直営なので、大磯沖でとれた魚を新鮮なうちに調理しています。悪天候でしけの時は閉店だとか。 この日は平日でしたが開店11時前から行列ができていました!数量限定のメニューが多いので、早めに並ぶことをお勧めします。

    じゃ〜ん!この日の刺身定食は、真あじ姿・ヤガラ・シメサバ・太刀魚あぶり・イナダ・ヒラスズキの6点と、ウルメイワシの唐揚げがついて、ボリューム満点、こんな価格で食べれちゃうの?とビックリすることだらけです。お腹も心も満プクにな里ました、ごちそうさまでした!

    じゃ〜ん!この日の刺身定食は、真あじ姿・ヤガラ・シメサバ・太刀魚あぶり・イナダ・ヒラスズキの6点と、ウルメイワシの唐揚げがついて、ボリューム満点、こんな価格で食べれちゃうの?とビックリすることだらけです。お腹も心も満プクにな里ました、ごちそうさまでした!

    新杵菓子舗

    新杵菓子舗
    食べた後は、運動です。さあ歩きましょう歩きましょう。 大磯港を後にして、町中に向けて歩きます。 東海道沿いに一際目立つ趣のある建物は、老舗和菓子屋の”新杵菓子舗”。

    新杵菓子舗

    新杵菓子舗
    食べた後は、運動です。さあ歩きましょう歩きましょう。 大磯港を後にして、町中に向けて歩きます。 東海道沿いに一際目立つ趣のある建物は、老舗和菓子屋の”新杵菓子舗”。

    明治24年から続く、島崎藤村や吉田茂にも愛された和菓子屋さん。 西行饅頭が有名ですが、大福や羊羹、彩豊かな干菓子が店頭に並びます。

    明治24年から続く、島崎藤村や吉田茂にも愛された和菓子屋さん。 西行饅頭が有名ですが、大福や羊羹、彩豊かな干菓子が店頭に並びます。

    一つひとつ手作りで作られているお菓子、職人さんの技術が今も変わらずたくさんの方に愛されているお店だと感じました。 昔ながらの帳場のある内装も珍しくて見どころです。 悩み抜いた末、西行饅頭とかわいい干菓子をお土産にしました^^

    一つひとつ手作りで作られているお菓子、職人さんの技術が今も変わらずたくさんの方に愛されているお店だと感じました。 昔ながらの帳場のある内装も珍しくて見どころです。 悩み抜いた末、西行饅頭とかわいい干菓子をお土産にしました^^

    井上蒲鉾店

    井上蒲鉾店
    新杵菓子舗のほど近くに、明治11年創業の老舗”井上蒲鉾店”があります。芋や卵など余分なつなぎを使わな図に塩と熱だけで整形する蒲鉾は全国でも珍しいのではないでしょうか。ぜひ一度ご賞味ください。

    井上蒲鉾店

    井上蒲鉾店
    新杵菓子舗のほど近くに、明治11年創業の老舗”井上蒲鉾店”があります。芋や卵など余分なつなぎを使わな図に塩と熱だけで整形する蒲鉾は全国でも珍しいのではないでしょうか。ぜひ一度ご賞味ください。

    大磯駅を背中にして、さらに足を伸ばします。 途中、”湘南発祥の地 大磯”という石碑が。 大磯が中国の景勝地と似た趣であることから”湘南”と呼ばれるようになり、この地が湘南発祥の地であることを多くの方に周知するために平成28年に石碑を建てたとのことです。知らなかったな〜。

    大磯駅を背中にして、さらに足を伸ばします。 途中、”湘南発祥の地 大磯”という石碑が。 大磯が中国の景勝地と似た趣であることから”湘南”と呼ばれるようになり、この地が湘南発祥の地であることを多くの方に周知するために平成28年に石碑を建てたとのことです。知らなかったな〜。

    鴫立庵

    鴫立庵
    大磯港から歩いて約10分ほどで、鴫立庵(しぎたつあん)に到着しました。 300年以上続く俳諧道場であり、湘南発祥の地を示す史跡として今なお俳句愛好家に親しまれています。

    鴫立庵

    鴫立庵
    大磯港から歩いて約10分ほどで、鴫立庵(しぎたつあん)に到着しました。 300年以上続く俳諧道場であり、湘南発祥の地を示す史跡として今なお俳句愛好家に親しまれています。

    こんな縁側で、俳句を詠むのは最高ですね。

    こんな縁側で、俳句を詠むのは最高ですね。

    三百余年の昔小田原の崇雪がこの地に五智如来像(釈迦・阿弥陀・大日・阿しゅく・宝生の五仏)の石仏を運び、草庵を創設したと言われています。

    三百余年の昔小田原の崇雪がこの地に五智如来像(釈迦・阿弥陀・大日・阿しゅく・宝生の五仏)の石仏を運び、草庵を創設したと言われています。

    明治記念大磯邸園

    明治記念大磯邸園
    鴫立庵からさらに10分歩を進めると、明治記念大磯邸園に到着します。 こちら、ありがたいことに現在無料開放中でした。(今後の整備状況により、変更となる可能性あり。) さっそく中に入ってみることにします。

    明治記念大磯邸園

    明治記念大磯邸園
    鴫立庵からさらに10分歩を進めると、明治記念大磯邸園に到着します。 こちら、ありがたいことに現在無料開放中でした。(今後の整備状況により、変更となる可能性あり。) さっそく中に入ってみることにします。

    明治記念大磯邸園は、伊藤博文、大隈重信、西園寺公望、陸奥宗光という立憲政治の確立等に重要な役割を果たした人物にゆかりのある邸宅等が集中するエリアです。

    明治記念大磯邸園は、伊藤博文、大隈重信、西園寺公望、陸奥宗光という立憲政治の確立等に重要な役割を果たした人物にゆかりのある邸宅等が集中するエリアです。

    現在は工事中ですが、旧大隈重信別邸・旧古河別邸と陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸の庭園のみ(建物内見学不可)の開園となっています。

    現在は工事中ですが、旧大隈重信別邸・旧古河別邸と陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸の庭園のみ(建物内見学不可)の開園となっています。

    こちらは、陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸です。 明治29年に建てられた当初の建物が大正12年の関東大震災により大破し、昭和5年に改築されたものです。数寄屋風建物で、保存状態がよく、静閑な佇まいで建築された当時の姿をよく留めています。

    こちらは、陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸です。 明治29年に建てられた当初の建物が大正12年の関東大震災により大破し、昭和5年に改築されたものです。数寄屋風建物で、保存状態がよく、静閑な佇まいで建築された当時の姿をよく留めています。

    邸宅の先には広大な庭園が広がっており、庭園の先には大磯海岸がつながっています。大磯を歩き、邸宅を眺め、資料を読み込んでいると、偉人たちが、この大磯の地で家族と海水浴を楽しみ、束の間の避暑を楽しんでいただろうことが目に浮かびます。広大な庭園と邸宅の外観を見学するだけでも十分に価値のあるすばらしい史跡でした。

    邸宅の先には広大な庭園が広がっており、庭園の先には大磯海岸がつながっています。大磯を歩き、邸宅を眺め、資料を読み込んでいると、偉人たちが、この大磯の地で家族と海水浴を楽しみ、束の間の避暑を楽しんでいただろうことが目に浮かびます。広大な庭園と邸宅の外観を見学するだけでも十分に価値のあるすばらしい史跡でした。

    周辺マップ

    おわりに

    大磯は、町の人々に愛された老舗の伝統や技術が今なお根付きながらも、全く古臭さを感じない、不思議な魅力のあるまちだと感じました。のんびりと歩くと、心穏やかに、からだも軽やかにしてくれます。1人旅はもちろん、ご友人やご家族とご一緒に、ぜひ大磯を歩いてみてはいかがでしょうか。
    大磯は、町の人々に愛された老舗の伝統や技術が今なお根付きながらも、全く古臭さを感じない、不思議な魅力のあるまちだと感じました。のんびりと歩くと、心穏やかに、からだも軽やかにしてくれます。1人旅はもちろん、ご友人やご家族とご一緒に、ぜひ大磯を歩いてみてはいかがでしょうか。

    aicom

    ライター:aicom

    旅行会社にて企画を10年担当。訪れた温泉地は約150箇所、乳白色や緑色の硫黄泉に目が無い。豊かな自然・文化が残る大山丹沢エリアの魅力を一人でも多くの人に伝えるべく里山文化圏プロジェクトメンバーとして活動中。