写真、撮ってみた。 〜秦野盆地湧水群〜
2021.04.23
秦野名水。駅から歩けるそのルーツ。
まだまだ「里山地域」を知らない筆者が、ファインダーを通してその魅力に触れる「写真、撮ってみ た。」。
今回は「秦野駅周辺の湧水群」を散策します。
今回は「秦野駅周辺の湧水群」を散策します。
秦野駅
秦野駅にやってきた。
普段の取材は車で来ることが多く、電車で訪れるのは何だか新鮮だ。
新宿駅から小田急線・快速急行に揺られること約70分。
秦野は名水の里として古くから知られている。
自然豊かな丹沢山嶺が育んだ地下水が秦野市域には豊富にあると言われており、 1985年には秦野盆地湧水群が「名水百選の地」に選定された。
その湧水は今も数多く存在するのだが、今回は秦野駅から手軽に行ける5箇所を巡っていこうと思う。
普段の取材は車で来ることが多く、電車で訪れるのは何だか新鮮だ。
新宿駅から小田急線・快速急行に揺られること約70分。
秦野は名水の里として古くから知られている。
自然豊かな丹沢山嶺が育んだ地下水が秦野市域には豊富にあると言われており、 1985年には秦野盆地湧水群が「名水百選の地」に選定された。
その湧水は今も数多く存在するのだが、今回は秦野駅から手軽に行ける5箇所を巡っていこうと思う。
秦野駅
秦野駅にやってきた。
普段の取材は車で来ることが多く、電車で訪れるのは何だか新鮮だ。
新宿駅から小田急線・快速急行に揺られること約70分。
秦野は名水の里として古くから知られている。
自然豊かな丹沢山嶺が育んだ地下水が秦野市域には豊富にあると言われており、 1985年には秦野盆地湧水群が「名水百選の地」に選定された。
その湧水は今も数多く存在するのだが、今回は秦野駅から手軽に行ける5箇所を巡っていこうと思う。
普段の取材は車で来ることが多く、電車で訪れるのは何だか新鮮だ。
新宿駅から小田急線・快速急行に揺られること約70分。
秦野は名水の里として古くから知られている。
自然豊かな丹沢山嶺が育んだ地下水が秦野市域には豊富にあると言われており、 1985年には秦野盆地湧水群が「名水百選の地」に選定された。
その湧水は今も数多く存在するのだが、今回は秦野駅から手軽に行ける5箇所を巡っていこうと思う。
●秦野駅北口
まず最初にやってきたのは、秦野駅北口。
「名水の里 秦野」を象徴するように駅前広場に湧水が存在する。
コロナの影響からか、湧水は止められていたが、ここで待ち合わせをしている方々も多く見受け られた。
「名水の里 秦野」を象徴するように駅前広場に湧水が存在する。
コロナの影響からか、湧水は止められていたが、ここで待ち合わせをしている方々も多く見受け られた。
●秦野駅北口
まず最初にやってきたのは、秦野駅北口。
「名水の里 秦野」を象徴するように駅前広場に湧水が存在する。
コロナの影響からか、湧水は止められていたが、ここで待ち合わせをしている方々も多く見受け られた。
「名水の里 秦野」を象徴するように駅前広場に湧水が存在する。
コロナの影響からか、湧水は止められていたが、ここで待ち合わせをしている方々も多く見受け られた。
駅前広場から歩くこと約5分。
続いてやってきたのは「弘法の清水」。
井戸が臼に似ているため、「臼井戸」とも呼ばれているそうだ。
続いてやってきたのは「弘法の清水」。
井戸が臼に似ているため、「臼井戸」とも呼ばれているそうだ。
駅前広場から歩くこと約5分。
続いてやってきたのは「弘法の清水」。
井戸が臼に似ているため、「臼井戸」とも呼ばれているそうだ。
続いてやってきたのは「弘法の清水」。
井戸が臼に似ているため、「臼井戸」とも呼ばれているそうだ。
この井戸には言い伝えが残っているようで、
ある夏に一人の僧侶が水を恵んでもらおうと農家を訪ねたが、その家には水がなかった。そこで 農家の娘はわざわざ水を求めて遠くまで行ったそうだ。
それに大変感謝した僧侶が持っていた杖を地面について穴をあけ、「3日後に底をくりぬいた臼を 置きなさい、そうすれば臼の中から湧き水が出るだろう」と言って立ち去った。 3日後、僧侶の言う通りにしたところ、見事に臼から水が湧いてきた。その僧侶こそ、後の弘法大 師だった、というお話しだ。
ある夏に一人の僧侶が水を恵んでもらおうと農家を訪ねたが、その家には水がなかった。そこで 農家の娘はわざわざ水を求めて遠くまで行ったそうだ。
それに大変感謝した僧侶が持っていた杖を地面について穴をあけ、「3日後に底をくりぬいた臼を 置きなさい、そうすれば臼の中から湧き水が出るだろう」と言って立ち去った。 3日後、僧侶の言う通りにしたところ、見事に臼から水が湧いてきた。その僧侶こそ、後の弘法大 師だった、というお話しだ。
この井戸には言い伝えが残っているようで、
ある夏に一人の僧侶が水を恵んでもらおうと農家を訪ねたが、その家には水がなかった。そこで 農家の娘はわざわざ水を求めて遠くまで行ったそうだ。
それに大変感謝した僧侶が持っていた杖を地面について穴をあけ、「3日後に底をくりぬいた臼を 置きなさい、そうすれば臼の中から湧き水が出るだろう」と言って立ち去った。 3日後、僧侶の言う通りにしたところ、見事に臼から水が湧いてきた。その僧侶こそ、後の弘法大 師だった、というお話しだ。
ある夏に一人の僧侶が水を恵んでもらおうと農家を訪ねたが、その家には水がなかった。そこで 農家の娘はわざわざ水を求めて遠くまで行ったそうだ。
それに大変感謝した僧侶が持っていた杖を地面について穴をあけ、「3日後に底をくりぬいた臼を 置きなさい、そうすれば臼の中から湧き水が出るだろう」と言って立ち去った。 3日後、僧侶の言う通りにしたところ、見事に臼から水が湧いてきた。その僧侶こそ、後の弘法大 師だった、というお話しだ。
不思議なことに、今現在もどんな日照りの年でもこの井戸から水は枯れることなく、水量が安定し ているそうだ。
不思議なことに、今現在もどんな日照りの年でもこの井戸から水は枯れることなく、水量が安定し ているそうだ。
●今泉あらい湧水公園
続いてやってきたのが、「今泉あらい湧水公園」。
こちらは駅の南口側に位置し、徒歩10分弱のところにある。
こちらは駅の南口側に位置し、徒歩10分弱のところにある。
●今泉あらい湧水公園
続いてやってきたのが、「今泉あらい湧水公園」。
こちらは駅の南口側に位置し、徒歩10分弱のところにある。
こちらは駅の南口側に位置し、徒歩10分弱のところにある。
この公園には、信州・諏訪大社の竜神が東国の美味しい水を求めてこの地に飛来した、という言 い伝えから水神様が祀られている。
この公園には、信州・諏訪大社の竜神が東国の美味しい水を求めてこの地に飛来した、という言 い伝えから水神様が祀られている。
●太閤千代すだれ
また、この公園のシンボルが園全体を見渡すように咲き誇る「太閤千代すだれ」。 こちらは、戦国時代に太閤秀吉が行った「醍醐の花見」で有名な京都・醍醐寺に現存する枝垂れ 桜を組織培養し、成長させたものだそうだ。
●太閤千代すだれ
また、この公園のシンボルが園全体を見渡すように咲き誇る「太閤千代すだれ」。 こちらは、戦国時代に太閤秀吉が行った「醍醐の花見」で有名な京都・醍醐寺に現存する枝垂れ 桜を組織培養し、成長させたものだそうだ。
●
ここでフラっと小休憩。
「今泉あらい湧水公園」から程なくして、一件のパン屋さんに出会った。
小腹も空いたので、おやつを調達。
「今泉あらい湧水公園」から程なくして、一件のパン屋さんに出会った。
小腹も空いたので、おやつを調達。
●
ここでフラっと小休憩。
「今泉あらい湧水公園」から程なくして、一件のパン屋さんに出会った。
小腹も空いたので、おやつを調達。
「今泉あらい湧水公園」から程なくして、一件のパン屋さんに出会った。
小腹も空いたので、おやつを調達。
ラスクってなんでこんなに美味しいのだろうか...
ついつい手が伸びてしまった。
プレーンなものの他に、アーモンドラスクやガーリックラスクなど、他では中々お目にかかれない 種類もあった。是非また立ち寄りたい。
ついつい手が伸びてしまった。
プレーンなものの他に、アーモンドラスクやガーリックラスクなど、他では中々お目にかかれない 種類もあった。是非また立ち寄りたい。
ラスクってなんでこんなに美味しいのだろうか...
ついつい手が伸びてしまった。
プレーンなものの他に、アーモンドラスクやガーリックラスクなど、他では中々お目にかかれない 種類もあった。是非また立ち寄りたい。
ついつい手が伸びてしまった。
プレーンなものの他に、アーモンドラスクやガーリックラスクなど、他では中々お目にかかれない 種類もあった。是非また立ち寄りたい。
●小藤川湧水地
さて、次にやってきたのは、小藤川湧水地。
この辺りは一帯が田んぼで、秋には黄金の稲穂で埋め尽くされていたとそうだ。
この辺りは一帯が田んぼで、秋には黄金の稲穂で埋め尽くされていたとそうだ。
●小藤川湧水地
さて、次にやってきたのは、小藤川湧水地。
この辺りは一帯が田んぼで、秋には黄金の稲穂で埋め尽くされていたとそうだ。
この辺りは一帯が田んぼで、秋には黄金の稲穂で埋め尽くされていたとそうだ。
現在は閑静な住宅に囲まれ、それほど大きくない湧き水だが、
梅の花が華やかに咲き誇っていた。
梅の花が華やかに咲き誇っていた。
現在は閑静な住宅に囲まれ、それほど大きくない湧き水だが、
梅の花が華やかに咲き誇っていた。
梅の花が華やかに咲き誇っていた。
●今泉名水桜公園
そして最後にやってきたのが「今泉名水桜公園」。
2005年に秦野市制施行50周年記念として整備され、公園の基本構想は建築家の安藤忠雄氏に よるもの。
2005年に秦野市制施行50周年記念として整備され、公園の基本構想は建築家の安藤忠雄氏に よるもの。
●今泉名水桜公園
そして最後にやってきたのが「今泉名水桜公園」。
2005年に秦野市制施行50周年記念として整備され、公園の基本構想は建築家の安藤忠雄氏に よるもの。
2005年に秦野市制施行50周年記念として整備され、公園の基本構想は建築家の安藤忠雄氏に よるもの。
「桜と名水」をコンセプトとしていて、池の周りには開花時期の異なる18種類の桜が植栽されてい る。50周年にちなみ、その数は50本だそうだ。
「桜と名水」をコンセプトとしていて、池の周りには開花時期の異なる18種類の桜が植栽されてい る。50周年にちなみ、その数は50本だそうだ。
少しタイミングが早いかと思ったが、枝垂れ桜は満開だった。時期が良ければウッドデッキから桜 と富士山を同時に眺めることもできそうだったので、3月下旬~3月末くらいの時期が一段と華や かになるかもしれない。
少しタイミングが早いかと思ったが、枝垂れ桜は満開だった。時期が良ければウッドデッキから桜 と富士山を同時に眺めることもできそうだったので、3月下旬~3月末くらいの時期が一段と華や かになるかもしれない。
なかなかニッチな旅となったが、いかがだっただろうか。
筆者としては、お蕎麦やうどん・温泉など「名水」を活かした街づくりをしている秦野の、そのルー ツを少し垣間見れたのは非常に興味深かった。
いずれも駅から徒歩で行ける距離なので、お時 間ある時にお散歩がてら巡ってみてはいかがだろうか。
筆者としては、お蕎麦やうどん・温泉など「名水」を活かした街づくりをしている秦野の、そのルー ツを少し垣間見れたのは非常に興味深かった。
いずれも駅から徒歩で行ける距離なので、お時 間ある時にお散歩がてら巡ってみてはいかがだろうか。
なかなかニッチな旅となったが、いかがだっただろうか。
筆者としては、お蕎麦やうどん・温泉など「名水」を活かした街づくりをしている秦野の、そのルー ツを少し垣間見れたのは非常に興味深かった。
いずれも駅から徒歩で行ける距離なので、お時 間ある時にお散歩がてら巡ってみてはいかがだろうか。
筆者としては、お蕎麦やうどん・温泉など「名水」を活かした街づくりをしている秦野の、そのルー ツを少し垣間見れたのは非常に興味深かった。
いずれも駅から徒歩で行ける距離なので、お時 間ある時にお散歩がてら巡ってみてはいかがだろうか。
おわりに
そんな名水を使って打たれたうどんを頂けるのが、「うどんの一穂」。
比較的すっきりとした出汁とコシのあるうどんがいただけるお店だ。専用駐車場があるのもありがたい。
おばんざいなどのサイドメニューも豊富にご用意があったので、 気になった方は、是非一度立ち寄ってご賞味いただきたい。
比較的すっきりとした出汁とコシのあるうどんがいただけるお店だ。専用駐車場があるのもありがたい。
おばんざいなどのサイドメニューも豊富にご用意があったので、 気になった方は、是非一度立ち寄ってご賞味いただきたい。
そんな名水を使って打たれたうどんを頂けるのが、「うどんの一穂」。
比較的すっきりとした出汁とコシのあるうどんがいただけるお店だ。専用駐車場があるのもありがたい。
おばんざいなどのサイドメニューも豊富にご用意があったので、 気になった方は、是非一度立ち寄ってご賞味いただきたい。
比較的すっきりとした出汁とコシのあるうどんがいただけるお店だ。専用駐車場があるのもありがたい。
おばんざいなどのサイドメニューも豊富にご用意があったので、 気になった方は、是非一度立ち寄ってご賞味いただきたい。
コース関連スポット情報
ライター:内田 智之
1988年千葉県生まれ早稲田大学、都内スタジオ勤務を経て独立。 世界中の「今」を切り取ることをライフワークとし、 主に広告・web媒体を中心に活動中。 http://tomoyukiuchida.jp