写真、撮ってみた。～秦野市村上いちご園～

車で移動すること1時間半。
今回は秦野市の北西部にある「村上いちご園」を訪れることにした。想像していたよりも都 心からのアクセスが良く、新東名高速が延伸されれば更にアクセスが向上するのは間違い無いだろう。

数棟のビニールハウスにいちごの直売所が併設されたこちらの園では、この時期いちご狩りが楽しめる。
受付開始20分前に到着したので、近くを散歩して戻ると、1、2台しか駐車していなかった駐車場はなんと満車に。このご時世かつ特に旬なこの季節は予約の上訪れた方が 賢明なようだ。予約はお電話、もしくはwebからとのことだった。

老若男女が受付に列を成していたわけだが、当然のことながら、コロナ対策は盤石。受付時にまず消毒。片手分のビニール手袋を配布され、さらに入室前に手洗いの徹底。ハウス内では、ビニール手袋をした手で収穫をし、もう片方の手はヘタを入れるケースを持つ手とな る。ハウス内には消毒用アルコールも完備されていた。

ハウスに入る。 心地よい、柔らかな光が差し込むビニールハウス内には蜜蜂が気持ちよさそうに飛び回って いるが、決して人間を攻撃することはない。室内は少し汗ばむくらいに暖かく、用意されたハンガーラックに皆さんの手が伸びていた。

ズラッといちごが並ぶ様は圧巻だ。

いちご、と一括りにしてしまいがちだが、よく見ると品種によって特徴が全然違う。 形、色の濃度、大きさ、そして甘さ。こちらでは「かんなひめ」「よつぼし」「しずくっ こ」「星の煌めき」「あまおとめ」「おいcベリー」「あきひめ」「あまえっこ」「紅ほっ ぺ」「AG-3」など10種以上のいちごが用意されており、糖度が高いものから酸味の強いも の、大きいものから小さいものまで様々な品種が楽しめる。

筆者おすすめは「紅ほっぺ」。 都内の果物売り場ではお目にかかれないような大きさを贅沢に一口で頂くと、瑞々しく甘い 食感が口の中に広がった。

あっという間に、所定の30分が過ぎてしまった。
夢中になっていちごを食した結果、御主人がお勧めしてくださった「コンデンスミルクかけ 放題」を一度も利用しないまま時間が過ぎてしまったが、お好きな方には是非お勧めしたい。

お値段は、中学生以上¥2,300、小学生¥1,800、2歳〜未就学児童¥1,000だ。 高所栽培しているので、小学生以下のお子さんでも立ったまま簡単にいちご狩りが楽しめる だろう。自分のお腹の具合や一緒の時間に楽しんでいたお子さん達の様子を見ると、30分 という時間も短そうに見えて意外と丁度良かった。
ちなみに、自ら採ったいちごをお持ち帰りすることも可能で、こちらは品種問わず1g¥3円 の量り売りとなっている。少量から持ち帰ることができるのは嬉しい。

外に出ると少し汗ばんだ肌にひんやりとした風が気持ち良い。
「いちごが美味しかった！」というのはもちろんなのだが、見て・触って・食べて、感じる ことができるので食育という観点からも是非ファミリー層の皆さんにお勧めしたい。